page.title=ドローアブルの使用

@jd:body

<div id="tb-wrapper">
<div id="tb">
<h2>このレッスンでの学習内容</h2>
<ol>
  <li><a href="#DrawableTint">ドローアブル リソースに色を付ける</a></li>
  <li><a href="#ColorExtract">画像から代表色を抽出する</a></li>
  <li><a href="#VectorDrawables">ベクター型ドローアブルを作成する</a></li>
</ol>
<h2>関連ドキュメント</h2>
<ul>
  <li><a href="http://www.google.com/design/spec">マテリアル デザインの仕様</a></li>
  <li><a href="{@docRoot}design/material/index.html">Android でのマテリアル デザイン</a></li>
</ul>
</div>
</div>

<p>アプリにマテリアル デザインを実装する際は、Drawable (ドローアブル)の次の機能を活用できます。</p>

<ul>
<li>ドローアブルによる着色</li>
<li>代表色の抽出</li>
<li>ベクター型ドローアブル</li>
</ul>

<p>このレッスンでは、アプリでのこれらの機能を使用する方法について説明します。</p>


<h2 id="DrawableTint">ドローアブル リソースに色を付ける</h2>

<p>Android 5.0(API レベル 21)以降では、アルファ マスクとして定義されたビットマップや 9-patch に色を付けることができます。
着色には、カラーリソースまたはカラーリソースに変換されるテーマ属性を使用できます(<code>?android:attr/colorPrimary</code> など)。
通常は、これらのアセットを一度作成するだけで、テーマに合うように自動的に着色されます。
</p>

<p>{@code setTint()} メソッドを使用して {@link android.graphics.drawable.BitmapDrawable} オブジェクトか {@link
android.graphics.drawable.NinePatchDrawable} オブジェクトに色を適用できます。また、<code>android:tint</code> 属性や
<code>android:tintMode</code> 属性を使ってレイアウトで色やモードを設定できます。
</p>


<h2 id="ColorExtract">画像から代表色を抽出する</h2>

<p>Android サポート ライブラリ r21 以降には、画像から代表色を抽出できる {@link
android.support.v7.graphics.Palette} クラスが含まれています。
</p>

<ul>
<li>Vibrant (鮮やか)</li>
<li>Vibrant dark (鮮やかな暗色)</li>
<li>Vibrant light (鮮やかな明色)</li>
<li>Muted (控えめ)</li>
<li>Muted dark (控えめな暗色)</li>
<li>Muted light (控えめな明色)</li>
</ul>

<p>これらの色を抽出するには、画像を読み込むバックグラウンド スレッドで {@link android.graphics.Bitmap} オブジェクトを
{@link android.support.v7.graphics.Palette#generate Palette.generate()} の静的メソッドに渡します。
スレッドを使用できない場合は、代わりに
{@link android.support.v7.graphics.Palette#generateAsync Palette.generateAsync()} メソッドを呼び出してリスナーを提供します。
</p>

<p>
<code>Palette</code> クラスで、<code>Palette.getVibrantColor</code> などの getter メソッドを使って画像から代表色を取得できます。</p>

<p>プロジェクトで {@link android.support.v7.graphics.Palette} クラスを使用するには、アプリのモジュールに次の
<a href="{@docRoot}sdk/installing/studio-build.html#dependencies">Gradle 依存関係</a>を追加します。
</p>

<pre>
dependencies {
    ...
    compile 'com.android.support:palette-v7:21.0.0'
}
</pre>

<p>詳細については、API リファレンスの {@link android.support.v7.graphics.Palette} クラスをご覧ください。
</p>


<h2 id="VectorDrawables">ベクター型ドローアブルを作成する</h2>

<!-- video box -->
<a class="notice-developers-video" href="https://www.youtube.com/watch?v=wlFVIIstKmA" style="margin-top:18px">
<div>
    <h3>ビデオ</h3>
    <p>Android ベクター グラフィック</p>
</div>
</a>

<p>Android 5.0(API レベル 21)以降では、ベクター型ドローアブルを定義できます。このドローアブルは定義を失わずに拡張できます。
ビットマップ画像では画面密度ごとにアセット ファイルが必要ですが、ベクター画像で必要なアセット ファイルは 1 つのみです。
ベクター画像を作成するには、<code>&lt;vector&gt;</code> XML 要素で図形の詳細を定義します。
</p>

<p>次の例では、ハート型のベクター画像を定義しています。</p>

<pre>
&lt;!-- res/drawable/heart.xml -->
&lt;vector xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    &lt;!-- intrinsic size of the drawable -->
    android:height="256dp"
    android:width="256dp"
    &lt;!-- size of the virtual canvas -->
    android:viewportWidth="32"
    android:viewportHeight="32">

  &lt;!-- draw a path -->
  &lt;path android:fillColor="#8fff"
      android:pathData="M20.5,9.5
                        c-1.955,0,-3.83,1.268,-4.5,3
                        c-0.67,-1.732,-2.547,-3,-4.5,-3
                        C8.957,9.5,7,11.432,7,14
                        c0,3.53,3.793,6.257,9,11.5
                        c5.207,-5.242,9,-7.97,9,-11.5
                        C25,11.432,23.043,9.5,20.5,9.5z" />
&lt;/vector>
</pre>

<p>Android ではベクター画像は {@link android.graphics.drawable.VectorDrawable}
 オブジェクトとして表示されます。<code>pathData</code> 構文の詳細については、<a href="http://www.w3.org/TR/SVG11/paths.html#PathData">SVG パス リファレンス</a>をご覧ください。ベクター型ドローアブルのアニメーションの詳細については、
<a href="{@docRoot}training/material/animations.html#AnimVector">ベクター ドローアブルのアニメーション</a>をご覧ください。
</p>